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サイコな詩を書こう 2.1冊目

1 :名前はいらない:2006/10/27(金) 00:51:38 ID:7knc3UHd
ここには居場所がない
ここでは人になれない
ここでしか狂気を現せない

2 :名前はいらない:2006/10/27(金) 00:57:52 ID:7knc3UHd
過去ログ

サイコな詩を書こう
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1004016311/

サイコな詩を書こう 〜2〜
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1152461861/

3 :名前はいらない:2006/10/27(金) 01:08:05 ID:7knc3UHd
背中合わせに愛を叫んだとしても
所詮は自己愛の延長線上を
くるくると螺旋状に動いているだけ

それよりは
公園にいる鯉にでも餌をあげようか
指一本につき鯉の目玉二つ
エラは無尽蔵の酸素なんて吸えない

床にこぼした牛乳のように軽く拭き取れればいい
すえた臭いと寂しい思いなんてくだらない
自分の中も同じ臭いの物でいっぱいだから
くるくるくるくる頭から爪先に向かって何かが落ちていく

4 :名前はいらない:2006/10/27(金) 19:35:43 ID:h8eO0+3k
こんなにも痛みを伴うのは何でなんだろう
ただぽよぽよと生きていきたかっただけなのに
私の中の中に潜んでいた赤茶けた暗い欲望が全てを台無しにする
心配の一粒一粒が私のこころをえぐりながら笑い転げている

5 : ◆notePDkbPQ :2006/10/27(金) 19:50:55 ID:pnl9v2yo
「手斧」

ぎっしり詰まった
ヒトヒトヒト
俺の居場所は何処にある
手斧をもっていざ進め
ばん
どん
ざくざくざく
血路開くに躊躇はいらぬ
痛いと思うが
居たいと思うが俺の場所

6 :名前はいらない:2006/10/28(土) 12:24:37 ID:uV4u2njw
うるさい

できることとできないことの差を
なぜ今更知らなければならないのだ
いいから俺の中に入れ
俺の空洞の中に入れ
どす黒く渦巻く俺の隙間を満たせ
地下深くに暗く輝く杯を満たせ
お前の悲しむ姿は俺の力にならない
お前の苦悶そのものが俺の力になるのだ


7 :名前はいらない:2006/10/28(土) 14:22:15 ID:cvoEYkvq
きみはまだわかる

でもわからないのだ

打たれすぎた過去のこと

8 :名前はいらない:2006/10/28(土) 14:26:58 ID:cvoEYkvq
アイロニーね

まじ興味なし

9 :名前はいらない:2006/10/28(土) 16:07:31 ID:c3h7AE2f
高いビルの上から見る風景は格別で
下を歩く人や自動車は私の存在に気も払わない
生ぬるく吹き上げる風も本当に心地いい
あと一歩の生と死の狭間で明日のご飯を考える
私が食べるご飯はなんだろう
本能が拒絶する状態から抜け出すために
私は明日何をしているんだろう
本当に何をしているんだろう

10 :名前はいらない:2006/10/28(土) 19:51:18 ID:cvoEYkvq
はたして彼のお金をむしり取る権限など存在するのだろうか

目を閉じると彼があいつの首を閉めているリアルが見えた

11 :19 ◆gwnULb/9mw :2006/10/28(土) 19:57:54 ID:N+YHGwsN
詩は河馬の群れ
河馬の群れが俺に向かって
同情しろと言っている

12 :名前はいらない:2006/10/28(土) 22:49:59 ID:gD4PIkH3
私の部屋に続く螺旋階段は緑色だ…輝いて堕ちるのは嫉妬の色である…堕ちる、降りる、堕ちる、降りる、オチルオチルオチルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオお

13 :名前はいらない:2006/10/29(日) 01:17:26 ID:m5Vsvve0
狂気

いくつもの基準が異常を作り出す。
スプーンの持ち方から、恋愛遍歴まで。
テレビでアナウンスし、あるものは見えないように。
あるものはクローズアップし、そこに優先順位はない。
犯罪者の雇用問題をとりあげ、生活保護を切り捨て、
湯水のように税金を使う。
しかし、人々は生活の中の異常をとりあげ、大きな狂気は
見ようとしない。ニートを蔑視し、童貞を見下し、基準をクリア
しようとする。青春をクリアし、社会人というものになり、味わうのでは
なく、何もかもこなし、形を追い求める。
経験も無駄になり、うすっぺらなものを分厚く語っても、言葉は
質量を失い、ただの音になる。
形だけ。言葉に縛られ、狂気にきづかず、理にかなわないことをする。
それを大人だと言う。
歪んでも、受け入れ、自分より歪んだものを叩く。
異常者をつくり、悦に浸る。
走り出したら、とめられない世論と風潮。
見えない誰かの基準に恐怖し、苦痛を味わい、非難され、
生きる喜びを奪われる。
人々は狂気を愛している。
狂気にきづけないという一番の狂気に。
その言葉にどれほど真実が含まれるのか。
テレビで語る人間の形だけの言葉に。
人々が使いたがる言葉、概念は怪しい。
そして、正常に対しての狂気を作る。
どっちが狂気だ。




14 :名前はいらない:2006/10/29(日) 12:34:11 ID:vs71wDDp
虫さえ鳴かなくなったこんな夜は
狂おしく柔軟運動をしよう
関節のあげる悲鳴のように
私の体は血を流しては脳の指令に反逆し
この空気の様に何も通さない鎧を重ね着する
何を探しているの?
ここには錆びた時間と浸食された金属の餌しかないのに

15 :名前はいらない:2006/10/29(日) 12:57:47 ID:zVBDe/Hs
人ごみの中を一人で歩く
二人で歩く
三人で歩く
みんなで歩く
いいよいいよ
ゆっくり歩こう
水溜りがあっても問題ない
走っていく人には手を振ろう
止まっている人は置き去りに
邪魔をされたらけり倒し
穴があったらそのまま落ちよう
何処までだってきっと行けるよ
道端に倒れるまでなら

16 :名前はいらない:2006/10/30(月) 11:19:28 ID:OslMrXPh
天気のいい日に 亀が死んだ

17 :名前はいらない:2006/10/30(月) 20:23:05 ID:/diUkIpG
恐怖の人食い大観音。
それは、天保の飢饉に喘ぐ貧村に突如として現れた。
カラーン!カラーン!乾いた鐘の音と共に、
身の丈、三十丈はあろうか、ゆっくりと歩む青銅の観音。
おお!有り難い事じゃ!観音様が現れなさった!
おおーい!村の者、広場に出るのじゃあ!
ざわざわ・・、おお、観音様じゃ!観音様がこっちにいらしゃるぞ!どうかわしらを救って下され!
手に印を結び、どこか狂おしい笑みをたたえた大観音が、ゆっくりと地面を滑るように村人に接近する。
カラーン!カラーン!とうとう、村人の所までやってきた。
ありがたや、南無〜。地にひれ伏す村人達。
ぎぎぎっ、観音は身をかがめると、フフゥ〜とやさしく村人達に息を吹きかけた。
グエ、グフッ!たちまち強烈な腐臭と死臭があたりにたちこめる。
動転する村人、その瞬間、観音の巨大な手が目にも止まらぬ速さで、村人を掴む!
ブチッ!ブチッ!ギャッ、ギャーッ!次々と手にかかりその狂った笑みをたたえた口で、思い切り貪り食う。
あたりは、血と飛び散った臓器の海、悲鳴と絶叫がこだました。
とうとう一人残さず食べ尽くすと、鐘の音と共に観音はいず方へと去って行った

18 :名前はいらない:2006/10/31(火) 13:52:17 ID:ix/GTfjc
【日陰】

日陰の中から跳びだした
そこにあるのは一見平凡な光景
胡散臭そうに眺める人達が足も止めずに流れていく
私がしたのはただの物理的運動
単純に私が動いてそれに私の影が動いて地球の上に影の面積が増えただけ
一つとして異常な所はない
故に私は悲しいほどに正常に機能しているはずです

19 :ディアブル:2006/10/31(火) 15:27:23 ID:2qObvWIz
僕は気づいたんだ。
すべての鍵はキミ自身の中にある。
僕はわかったんだ。
すべての答は人間の中にあるって。
僕は初めて知った。
すべての答は僕自身の中にあることを。
頭の皮をはぎ取って、脳味噌をさらけ出せ。
太股の赤い肉を食いちぎれ。
白い脂身の腹を掻きむしれ。
絶命したお前の体から抜けだした魂が、
きっと語りかけてくれるだろう、真実を。
そうだ、これが本当のことだって。
人間なんて幻だ、生きるに値しない屑も屑。
爆弾のスイッチを押してすべてをチャラにしろ。
壁にへばりついた肉片の焼けた匂いにお腹が鳴って、
お前と昔行ったあの焼肉屋のことを俺は思いだしたよ。
そういえば、お前はminoが嫌いだったっけ。
minoって何?と訊かれて俺は答えられなかった。
minoってなーにと、こっちが訊きたい。
いらんこと言わずに食ってみろ、
俺だってminoは嫌いだ。カルビだけでいい。
豚の腹の肉にむしゃぶりつくお前と俺。
焼肉屋の屋根が吹っ飛んで台風の夜に野ざらしになり、
激しい雨が七輪に叩きつけてじゅうじゅうと言った。
水浸しのカルビを銜えて俺達は微笑む。

20 :名前はいらない:2006/10/31(火) 18:19:47 ID:M1mg4eu0
日々胃の中は破裂しそうな想いです。まじでなんもしてないのに疲れて
疲れて本当に仕様がない。わたしがこんな責め苦にずっとあわなきゃいけないのは、
いったい私の何がいけなかったのですか??????????????????
わたしは汚い存在で生きててはならんの??????????????????
ほんとに胃の中が張り裂けそうで苦しくてしょうがないのですが、
あの日というかある日というか以来ずっとずっとナイフが刺さってとれない
何しても楽しくない。頑張って抜こうとしてても全然抜けない
ほんとに誰かがわたしを殺そうとしてんの???????????????
なんで??????????????????????????????????

21 :名前はいらない:2006/10/31(火) 18:40:41 ID:LC+YB6Py
↑こーゆーのはステレオタイプの社会不適応が
これまたステレオタイプなオナニー詩をしただけなので別にいらん。

狂うか狂わないか、
理性と狂気の狭間を綱渡りしながら
危なげに歩いていたのが
一気に凄まじい狂気の奈落に落ちていく、
そんなカタストロフィをうまく表現しつつ
なにかを感じさせる詩を読みたい。または書きたい。

22 :名前はいらない:2006/10/31(火) 18:45:39 ID:M1mg4eu0
誰かわからんですが決めつけがおかしいよね????????
狂ってますよね?????????????????????
つか事実を書いただけだけど???????????????

23 :名前はいらない:2006/10/31(火) 18:47:47 ID:LC+YB6Py
あ すまんどうやら詩じゃなかったようだ

24 :名前はいらない:2006/11/01(水) 18:35:51 ID:84j4Ly4j

また、一人殺された
死体にメッセージが刻みこまれている
「僕は君よりもずっと暗い所を好む。
血にまみれたナイフの質感だけが僕を許してくれるから。」

25 :名前はいらない:2006/11/01(水) 19:43:20 ID:ELOm4fvn
【目】

夕暮れはもはや過ぎ行き
薄暗い空は大きな目玉で地面を眺める
寒さで凍えた虫の視線は刺すばかりで
私のかかとをむずむずさせる
踊ることもできず
歌うこともできず
くるくる回りながら私はただ周囲を見ている

26 :名前はいらない:2006/11/02(木) 18:21:54 ID:ZJSXjITg
「コウヨウ」

紅葉が始まりました
ラジオがいう
また目の前が真っ赤に染まる季節がやってくる
美しい枯れかけた季節がやってくる
背中に空を背負っているような
背中に地球がのし掛かっているような
赤く重い季節の始まりです

27 : ◆notePDkbPQ :2006/11/02(木) 23:18:30 ID:CtRzGHlF
「針」

すっきりしない時は
どうぞ
針です
さしわたし30センチほど
ぐすっと
もう一本
もう一本
ワルイ血でますでしょうか
どうです
すっきりしたでしょう
すっきりしたよな
すっきりしたっていえよ

28 : ◆notePDkbPQ :2006/11/02(木) 23:26:05 ID:CtRzGHlF
「天才」

ここに天才あらわる!
それはわたしです
わたーしは
わたーしは
天才です天才です天才天才天才!
a[1!
天才は
天才をしるという
よし
あなたはわたし見込まれたのです
誉めなさい
いいですかわたしを認めれば
あなたも捨てたもんじゃないのですよ
誉めなさい
わたしをわたしをわたしをわたしを
わたしをわたしをわたしをわたしを
ああ
勿体無いことです
わたしだけが
天才だなんて





29 :名前はいらない:2006/11/03(金) 00:37:06 ID:OSyP4lCT
「30%」

ニヤニヤ笑うハンバーガー屋の店員
その笑顔の奥には嘲りがあるのではないかという
疑念をぬぐいきれないが
実際嘲りが混入していました
30%

この数値の根拠は?
適当な数値を言って笑いをとろうという根性は
馬鹿の証

30 :名前はいらない:2006/11/03(金) 00:38:21 ID:OSyP4lCT
「たわけ虫」

たわけた人間は虫になるんだよ、という
長老の言葉を無視してたわけた所業を続ける若者たち

馬鹿だと思う
すごく馬鹿だと思う

でも許す
許す権限があるかどうか不明だが

多分無い

31 :名前はいらない:2006/11/03(金) 00:40:31 ID:OSyP4lCT
「エルブリンスク バッチェスタ」

すっかりひどくなった世の中を
少しでもよくするためにバスの中で座らず立ち続ける成年
エルブリンスク・バッチェスタ(旧東独出身)

だけど周囲の人間は
その善行に気づかないのであって
それは冷たいんじゃないのか
と思うけど指摘しない
殴られるから

32 :名前はいらない:2006/11/03(金) 00:45:33 ID:OSyP4lCT
「燃えなかった犬」

あいつを殺してくれる虫はどこにいるのかと
砂の壁に向かって問えば

三点リーダが答えるだけ

「…」

33 :名前はいらない:2006/11/03(金) 00:50:28 ID:OSyP4lCT
「パザモ・クラリチーナ」

緑色の葉物十三枚挿し
窓際の花瓶
ハンマーで叩き割れば
滴り落ちる水

洗練されてない人間は弱い
洗練されるとはどういうことか
悪い性質のみを残して
よい性質をそぎ落とすのも洗練の一種
いっそ洗練されたほうが
死ぬよりましだ

34 : ◆notePDkbPQ :2006/11/04(土) 00:35:08 ID:lXBAu42n
「首ちょんぱ」

飛んでくる首は笑っていますか
笑ってくれなくては申し訳ありません
わたくしは
首ちょんぱされる人々が
少しでも楽しく死んでいけるように
最期に
ああ、いままで生きていて
この瞬間が在ってよかったなあって
思って下さるように
全身全霊を込めて
滑稽を演じているのでございます

35 :名前はいらない:2006/11/04(土) 22:20:56 ID:+0jQHuFL
「舌が肥えてますな」

ワインゼリーの味を見破る
真人に精一杯の皮肉を
「舌が肥えてますな」
駄目だ皮肉じゃ駄目
皮肉じゃ奴の分厚い脂肪は貫けないから
だからといって他に手が?
ないけど

すっかり広がった彼我の格差は当然の理の賜物
当然の理がいつも虐げの原理
虐げるとしいたけは似ている
だが そんなことはどうでもよかった

36 :名前はいらない:2006/11/04(土) 22:28:01 ID:+0jQHuFL
「サトクリフ」

トライアスロンで人が死ぬ
トライアスロンでなくても死ぬ
別に死ななくてもよいところに
焦燥感で死期を早めた

そんなおきてが 支配する
間違った世の中 滅びろと
狼鳴けば ウサギ死ぬ

何の意味もないのに生きていて
何の意味もないのに死なない

いつ死んでもいいのは
がんばったからではなくて
面倒だから

37 :名前はいらない:2006/11/05(日) 11:23:09 ID:SUHoQ7jy
「いつものこと」

日常茶飯事に私の周りでおきる出来事は
いつだって私に決断を迫る
そして私はいつだって決断を回避するのです
私は意識の上では常に逃亡者なのです
それも誰からも賛同されない逃亡者です
みじめに砂を噛みながら
夢中でほふく前進するのです

38 : ◆notePDkbPQ :2006/11/05(日) 12:55:35 ID:qyPo/Pri
「死体」

ぐるぐる巻きの包帯
赤黒いまだらの肌が覗く
半開きの瞼の向こうの白くにごった玉
腕も足も下にくっついたままで
体液は溜まり沈む
肉が重さに耐えかねて潰れてゆく
細胞のひとつひとつが呼吸をやめ
命の光がひとうひとつきえてゆき
自ら温まることもなく
融けてゆく
人間だった
人間の死体

そろそろ喰わせろ
虫の声が響く






39 :名前はいらない:2006/11/05(日) 19:23:40 ID:SUHoQ7jy
「まわる」

目玉が坂を転がれば
私の目もくるくる回る
世界も君もなにもかも

40 :名前はいらない:2006/11/05(日) 20:16:36 ID:IAcNiHyn
ウォルポールは露を降らせつつ
いろいろと死んでいくのだ
波を蹴立てて進め!
そうしなければ印度は終わる

ゆっくりとして
頭を振りながらゆすぶられる犬よ
それがどうした
私は生きているぞ

41 :名前はいらない:2006/11/05(日) 20:19:05 ID:IAcNiHyn
「ディエス」

猿にとっては
犬が豚だと
気づかなかった

それが罪か
罪だろう

推定は覆らず
ある程度予測どおりに日々は怠惰で
二枚目が理不尽な善意を施し
犬が老婆を支配する毎日

42 :名前はいらない:2006/11/07(火) 12:37:28 ID:+jk6Pn5y
影の中から滲み出し
電球の中に吸い込まれていく不確かな存在に心惹かれ
瞬く間にうつろいゆく影をぼんやりと眺める
夜の闇は全てを含有した胎内となり
善も悪も混ざり合って私に語りかける
私の枯れた心は何を言われているかも理解せず
いつしか私を離れて蛾のように光を求めて走り出す
何だか判らないものために
判らないまま努力をし続けるのはもううんざりだ

43 :名前はいらない:2006/11/10(金) 08:23:03 ID:NYPjFERO
日が低く 鳩の子堕ちる

44 :名前はいらない:2006/11/12(日) 03:21:33 ID:4Qh46qwB
「歩み」

君から貰った小さな想い出は今では私の大きな墓標になっている
君から貰った大きな想い出は今では私の小さな歩みとなっている
私は墓を背負って人の間を目的地もなくそぞろ歩く
生ける死体は人の間をすり抜けてそぞろ歩く
難しい問題は私には解くことはできない
ただ何故みんな気が狂ったまま生きているのかどうしても知りたいだけ
いつの日か私はそれを知りたいだけ

45 :sage:2006/11/12(日) 16:42:40 ID:W4x18qBX
そんな陳腐な単語並べるより、愛してるって台詞の方がよっぽどサイコだぜ?

46 :名前はいらない:2006/11/12(日) 20:00:20 ID:KaA4Qxax
お前のベルトに鎖をつけた 酸素を吹き込もうか 地面に下ろそうか

日に三度を殴りつけることは確定だ

お前の死にたい顔が見たい

47 :名前はいらない:2006/11/13(月) 01:46:49 ID:8UO+4pd+
「ムダイ」

何故だか判らないけど何故そんなに夢中になるのか判らないのです
ただ何となく楽しそうだなぐらいの感情ぐらいしかないのです
何がそんなに心を捕らえるのでしょう
願わくばその楽しみと悲しみと辛さを味わえますように
その悦楽が味わえますように

48 :名前はいらない:2006/11/13(月) 21:54:19 ID:9UCCu049
澄み切った空に叫んでいた
何もいらないから、明日を消してくれ
いやなどとは言わない 全ては自分のせいなのだから
来る日もくる日も明日は来る
気に入らなければ 何も受け付けず
知人が旅行先の伊勢から、おみあげ(なぜか変換不可)を
俺のために・・なのに
なのに



おしりがとれた

49 :名前はいらない:2006/11/14(火) 01:27:38 ID:Om/n2DoL
【食指】



真新しい
兵器の艶のような夜に
木の実みたいに腫れた
女の腹の中で
生まれ損ねた赤子が
白けて笑っている
女は寝ぼけて泣き
医師は透視をしている
冬枯れた表通りで
浮浪者が血を吐いた
病院のゴミ箱は漁るな
それは食い物にはならない
ビニールに包まれた
柔らかな感触を確かめてはならない
夜を行け
朝が来るまでに
膨らんだポケットの
中身を隠してしまわなければ



50 :名前はいらない:2006/11/14(火) 01:44:09 ID:gYWPkTRY
そろそろ夜も真ん中の一番いい頃になるね
無理にはしゃぐこともないけど
外を誰にも見られずに歩き回ろうか
横に歩いたら後ろに二歩
そのまま一回ターン
腕を左右に振りながらスキップしよう
無理にはしゃぐことはないけど
このまま
夜のまま踊りながら誰もいない月の下歩き回ろうか

51 :名前はいらない:2006/11/15(水) 20:24:47 ID:BVvLfQ0n
21

今日から社会人

高校を卒業する時に刺青を入れた

誰にもいえない

手首の刺青

痛みはなく 間もなく心が病んだ

コンビニのレジに見られた

袖口から覗く私の手首には

一生口ずさむ言葉を選んだ

「リーブ21」

52 :名前はいらない:2006/11/15(水) 21:14:26 ID:Yn6zsxrk
「人形」

首をもいで
手足をはずして
ころころと
転がす
私にそっくりな
人間の形をしている

53 :名前はいらない:2006/11/15(水) 21:57:26 ID:Yn6zsxrk
「光線」

光線
ステキ光線
だれにも見えない
けれど
私だけを
照らしている

54 :名前はいらない:2006/11/16(木) 07:37:30 ID:eKB5l7Xa
振るチンはサイコだよ。

55 :名前はいらない:2006/11/16(木) 08:53:37 ID:fUFxSPm0
つまさきを食べられて立てなくなった
くちづけされて話せなくなった
ドアの隙間から覗いている
足元には穴があいたまま
鏡は割れて散らばったまま

56 :名前はいらない:2006/11/17(金) 17:49:12 ID:fxH9gbeI
散々 殴って 散々 刺して
感じる ふりを する

57 :偏愛:2006/11/18(土) 19:51:16 ID:A6Lyss0/
暮れなずむ町の光り トカゲの胎内
愛するあなたへ「死んでください」

58 : ◆notePDkbPQ :2006/11/18(土) 23:08:19 ID:M9QjvqWk
「オリジナル文字」

かな
漢字
ローマ字

才能を潰すだけ
どれもこれも
乱筆だとよ

こさえてやったぞ
俺文字だ

ほれぼれするほど
美しい

59 :名前はいらない:2006/11/19(日) 02:23:49 ID:G9ty3/Vh
「ずるめら」

恨みが形をとった時
どういう音を立てるかといえば

ずるめら

に違いない
根拠は無いが
そう思う

60 :名前はいらない:2006/11/19(日) 02:27:03 ID:G9ty3/Vh
「不思議生物」

ノートに書きなぐった
不思議生物
それが友達

ベレロフォン
そのくちばしは多面体

名状しがたいフルート吹きの
移り行くありさま

61 :名前はいらない:2006/11/19(日) 02:31:54 ID:G9ty3/Vh
「名前」

僕の名前はキケロスカエウォラ
あいつの名前もキケロスカエウォラ

62 :名前はいらない:2006/11/21(火) 01:09:21 ID:Hfu6O9YI
「ワッセナー」

真夜中
山奥で結ぶ
意図の中に
訝しさ含めた

12音調律の
歪んだ犬

63 :名前はいらない:2006/11/22(水) 19:10:11 ID:k1T+JsFN
みんながみんな自分に都合の良い事を祈るから
みんながみんな苦しくてつらい思いをする
でも私は辛くて苦しくても自分が好きなんだ
私は私の都合の良いことを祈る
自分とせいぜい自分の周りの人の幸せを祈る
だから私は私を憎む
私は私が大嫌いだ

64 : ◆notePDkbPQ :2006/11/24(金) 23:58:19 ID:meLFYFQV
「目玉釣り」

割り箸を
ざくっと突き刺す
先端に目玉の手ごたえ
ふるふると震えるたびに
手元に響く
割り箸を
じわっと引き上げて
掌にまあるい
目玉を乗せる

65 :名前はいらない:2006/11/27(月) 01:01:43 ID:YSg07CEs
「隠し事」

目の前をいろいろな色たちが横切る
小さな点や大きな丸
ふにゃふにゃした変な形
右から左に色を変えながらくるくる回る
私は手を精一杯伸ばして捕まえようとするけど
すべて手を突き抜けてしまう
穴だらけになった手と腕は誰にも見つからないうちに捨ててしまおう
私の背中に埋めてしまおう

66 : ◆notePDkbPQ :2006/11/29(水) 00:13:52 ID:ygxb2uNP
「調律」

この人、調律が合ってなーい
らー、と大声でさん、はい
らー
もいちど
らー
駄目駄目駄目ー
調律が調律が全然んんんん
一寸この人家で預からせてもらえますか
体のアチコチがてんでオカシイです
しっかり調律させていただきます
覚悟はよろしくって


67 :名前はいらない:2006/11/30(木) 02:10:05 ID:sYdSGZaT
「渇き」

どうやら全ては遅すぎるようだ
何をしても液体のように流れ出てしまう
貪欲な大地は飽きることなく食べ続ける
期待も犠牲も諦めも苦痛も高揚ももうここにはなにもない

68 : ◆notePDkbPQ :2006/12/08(金) 22:21:57 ID:/FdlRnfV
「5センチ」

愛しいあなたは
5センチ刻みでいいですか

69 :名前はいらない:2006/12/11(月) 00:23:08 ID:1xcrFIUM
プリンターには指
缶コーヒーに鼻
白ワインには目玉
ナイフとフォークで肝脂肪をいただきましょう


70 : ◆notePDkbPQ :2006/12/17(日) 11:46:32 ID:MhH33Dka
「キメラ」

キメラになってみませんか
お好きなお鼻
お好きなお口
お好きな手足を
くっつけて
キメラ
キメラ
素敵なキメラ
綺麗なキメラ
キメラになってみませんか

71 : ◆notePDkbPQ :2006/12/26(火) 21:50:08 ID:CUQEH4Ik
「鉄串」

嫉妬に狂った僕は
鉄串を手に
走り出しました

恋人たちはクシーザシー
一緒に並んでクシーザシー
クシーザシー
ぎゃあ
クシーザシー
イエス
クシーザシー


72 :名前はいらない:2006/12/27(水) 02:16:40 ID:aZmhFEg+
「最高の…」

最高です
最高です
真っ暗の中雷が素敵です
最高です
脳細胞が壊れていきます
沸騰しています

73 :名前はいらない:2007/01/06(土) 23:43:17 ID:OD9V8TxQ
「かけられた呪い」

あなたはきっと今頃苦しんでいるでしょう
私はくつろいで苦しんでいる
甘美な苦しみの中で一緒に苦しみましょう
どうせ一時の呪いだから楽しみましょう

74 : ◆notePDkbPQ :2007/01/07(日) 12:20:57 ID:JIVcrHTS
「通りぬける」

ここら辺に
たしかにあったのです
うっとおしくて
はれぼったい
空気のカーテンみたいなものが
いつも
通り抜けようとすると
ねばついて
邪魔をして
其のうちにめんどうくさくなってしまいます
今日わたしは
体の力をぬいて
さっと
通り抜けました
明るくて軽くて
透明な世界と
わたし
やった
やったぞ
もう戻るもんか



75 : ◆notePDkbPQ :2007/01/07(日) 12:49:28 ID:JIVcrHTS
「光」

追い回す
逃げても逃げても
ぴったりと狙い定めて光がわたしを焼き殺す

助けて下さい!!

何回も何回もわたしを焼き殺す

助けて下さい!!

何回も何回もわたしを焼き殺す

助けて下さい!!

何回も何回もわたしを焼き殺す

助けて下さい!!

何回も何回もわたしを焼き殺す

76 :名前はいらない:2007/01/07(日) 20:29:49 ID:9hcTi4pq
「ソブレメンヌイ」

犬のような肉片ならば
明日すら処理しきれず

殺生の戒厳令が布かれても
毎日串刺しにすると宣言する体制が
詰問する少女に飴玉を渡して
笑顔で丸く収めようとする

届かないままに諦念をせねばならぬのは
諦念を思念に転換して
既成のものにした上で諦念を消し
害も引き受けるため

日々使い散らしながら生きる
不始末の弥縫策を誰がするかと
そこらの心霊に問えば

三点リーダが聞こえるだけ

「…」

77 :名前はいらない:2007/01/07(日) 20:36:39 ID:9hcTi4pq
「スプールアンス」

「ヤメロ」と鳴く深海魚が
4つのヒレで歩きながら
外出を阻止しようとするが
それを無視して外出

悪意に満ちた世の中を渡りきるために
猫を購入
かばんの中に入れて
不安定なときに揉む
すると少し安定

78 :名前はいらない:2007/01/07(日) 20:55:08 ID:9hcTi4pq
「ウェルキンマトリクス」

時間制限の枠内で
鉛筆を駆使し
升目の中に○と×を書き続ける
単調で実りの無い日々…

面倒だけど
負けない

負けない、って
何に?

深く考えてはいけないと思いつつ
ついパーセンテージを考えるが
その度「考えすぎ」と糾弾され仕舞いになる

79 :名前はいらない:2007/01/07(日) 21:13:33 ID:9hcTi4pq
「何でも見てやろう」

入浴がわずか十円という偽情報に踊らされ
狂態を演じる愚かしさを
遠くから見透かして笑う
一段の黒い人の塊の中に
わずかな諧謔の精神を見、

人間50年は過去の話
今は70年だから
と煎餅を齧りながら笑う君の
頭上から飛び去るカラドリウスに天意を見る

何でも見てやろうという心構えは
面倒の元
見ないほうがよかった

80 :名前はいらない:2007/01/08(月) 03:52:27 ID:L5YKI27K
「食いたくない」

好意施したのなんて
そんなの単なる客としてだから
お前はタツノオトシゴでも食ってろ

と言われ路上に放り出される

人生不可解以前に
一知半解を恥じるべき

81 :名前はいらない:2007/01/08(月) 17:34:24 ID:L5YKI27K
「ズデーデン」

シュレージエン地方は心臓部である
との蜚語に惑わされ
進学校行きを断念する

才能を潰すのは多分運命
善意を潰すのはおそらく無思慮な一言

曲がりながら伸びて行く道筋を
たどるナメクジですら
確固たる設計を持つのに

御託を並べる熱量を保ちつつ
指は動くからキーボードを打てる

82 :名前はいらない:2007/01/09(火) 18:52:51 ID:DgWYVotp
「メスカリン犬うばたま2号」

昼休み 教室の隅
黒ビニールの口 緩め
まだらの子犬をとりだせば
手を噛まれる

少し切ないような気がするが
死んだはずの自分に
切ないという感情が残っていて
多少不可思議であり
はらはらと落涙する

お犬様 ありがとう
お犬様 ありがとう

それにしても歯が痛い
神経が腐敗しかけており
このままでは破局だが
目隠しすれば大丈夫

本当に大丈夫か?
世の中は嘘ばかり

83 :名前はいらない:2007/01/09(火) 19:02:28 ID:DgWYVotp
「梵語に酷似」

じくふり・もろかい・ひけのー・みんひ

何気ない一言
その発音が
「梵語に似てる」と
冷笑交じりに指摘され
以後 全ての発言を
梵語として認識されてしまう

嘲笑と恥の中に沈む人生なら
仕方が無い

仕方が無いとはそれでいいという意味ではない
身もだえするほど不快だが
運命だということだ

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