2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

赤ちゃんを拾いました。@ライトノベル Vol.3

1 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/08(金) 14:24:26 ID:Yd8R8p7r
 ■LANOVATE-CITY■

ライトノベル板の片隅。
ほぼ時を同じくして、二人の赤ん坊が拾われた。

丘の上のお屋敷には女の子――萌絵
下町の酒場には男の子――鐘

個性的な人々に囲まれて成長していく二人は、
やがて当然のように出会い、当然のように、惹かれ合う。

無意味な偶然などありえないこの街で、
王道と嫌展の狭間を歩む二人を待ち受けるものは何か。


――無数のお約束を越えて、   
           いつか幸せなお約束を――

前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1044932011/l50

http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1041163224/l50

まとめサイト
ttp://towc109.hp.infoseek.co.jp/lavel/

避難所
ttp://www.freebbs.biz/yy2ch/yy2ch.cgi?id=kanemoe


2 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/08(金) 17:01:05 ID:HXxdVNbt
LANOVATE-CITYを震度7の大地震が襲いました。

3 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/08(金) 22:52:49 ID:KqKEptBn
「あらあら、ゲームオーバーだわ」
女は面白そうな声で、不満そうに顔をしかめた。
不健康なまでに白い指をぱちんと鳴らし、ディスプレイやその他もろもろを白濁の向こうに消してしまう。
残ったのは一匹の猫と、女が掛ける骨のように白い椅子だけ。膝に乗ってきた猫を、女の指が適当にあやす。
「やっぱり『本物』のほうがずっと面白いわね。天災なんてなくても、『物語』がきちんと進んでいく」
女は――千の顔持つ無貌の女神は、長い黒髪をざっとかき上げた。唇の端を吊り上げたのは、笑みのつもりなのか。
「さあ。見せて頂戴、騎士に姫君。あなたたちの『世界』を、ね」

4 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/08(金) 23:14:21 ID:BST98x4v
保守だー!!
保守ほしょ!!

5 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/09(土) 00:05:32 ID:dJN/1vlE
まとめフロント更新

さぁてコレで、両々にビクビクする必要はなくなったな……
フフフフフフフフフフ

6 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/09(土) 10:34:56 ID:sryjZqnE
新スレ記念保守
>>1-5乙々です。ログ保存しておきました。

7 :はじまり1/3:2006/12/09(土) 20:59:58 ID:Yjg+UnZv
始まりはどこだったのだろう。
『組織』の壊滅か。
『神徒』の台頭か。
あの赤子たちが拾われたことか。
さらに以前――『黄金郷』の創り上げた邪神を、一介の殺し屋に過ぎなかった男が倒したことからなのか。
あるいは――死霊使いと呼ばれた男が、『限定蘇生』によって条件付きの不死を可能にした書物からなのか。
それとも。

「全てはあの創世神話から、定まっていたのだろうか……」
吐息が白く渦巻き、虚空に消える。
見目麗しい少年だった。
肩に垂れる長い黒髪と、黒瑪瑙のごときつややかな瞳。
金糸銀糸で飾られたゆるやかな黒衣は彼の体型をあいまいにしていたが、その立ち姿は隙のない武道者のものである。
10代半ばにしてはやや小柄であると見えた。
まだ子供のように細いその首からは、大型の十字架が下がっている。


8 :はじまり2/3:2006/12/09(土) 21:03:00 ID:Yjg+UnZv
「意味のない問いです」
暗がりに声が響く。
もともと礼拝堂という建物は声が響きやすく、それゆえに相手の位置もわかりにくい。
けれども少年には、声の主の位置がわかっていた。たとえ彼女が完璧に気配を絶ったとしても、その精度が若干下がるだけだったろう。
「わかっているよ、<オムニス>。僕たちはその時やれることをやるだけだ」

生まれる前から存在した始まりに必要な意味はない。
憎むべき"悪魔憑き"を従属させることに成功した『黄金郷』に対抗するために、秘密裏に『教団』と『組織』の一部が手を組んでいたことも。
『組織』が王道財閥に支えられるほど脆弱化したことで、『組織』のノウハウを手にしていると言う『神徒』と『教団』が手を組み直したことも。
そしてこの20年、『教団』の最奥で変わらず続けられた血なまぐさい「改良」すらも。
「みんな、過ぎ去ってしまったことだから」
その上に現状があるという変えられない事実があるのなら、その先を変えていくことしかできないではないか。


9 :はじまり3/3:2006/12/09(土) 21:03:54 ID:Yjg+UnZv
ふと、彼は自身の黒髪を手にとってつぶやいた。
「『彼』に合わせるならば――切ったほうがいいのだろうな」
「お切りしましょうか」
「いや、これでいい」
長い髪を後手に束ね、十字架からナイフを引き抜く。
研ぎ澄まされた白刃は、黒糸よりも簡単に彼の髪を切り落としていった。

「もったいないですね」
<オムニス>が本気でそう言っているのに気づき、少年は知らず苦笑した。
最後のひと房が切り落とされる。
「さて、姫君の謁見に行くとしようか」
そう言って顔を上げた少年は、取り違えそうなほど『彼』にそっくりだった。

10 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/09(土) 21:11:50 ID:Yjg+UnZv
6乙!
そして止める間もなく始めちゃいましたよ。
酔い過ぎなければ朝までに続き書きます。
勝手に進んじゃっててももちろんokです。
それでは。

11 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/09(土) 23:32:07 ID:5wgaCffM
邪神群がオリジナルと呼ぶ世界で
唯一無二の姿を持つ者が二人

どちらがオリジンで、どちらがフェイカーなのだろうか
時の薇を回すのは、誰?

12 :飲みすぎました。“再会”1/2:2006/12/10(日) 17:58:44 ID:55px5k5H
王道学園の図書館は、文字通り書の館だった。
遠目には王族の城とも見える重厚なその建物は、地下2階地上6階の旧館にそれとほぼ同規模の新館、さらに学園長の趣味でライトノベル専用の分館を備えている。
学園には幼稚舎から大学院まで含まれているせいか、絵本から希少本まで、あらゆる書物が開架式の本棚に納められていた。

当然そこで働くのはボランティアや本職の司書たちであり、図書委員ではない。
では萌絵をはじめとする図書委員の仕事は何かというと――
「えーと、『三銃士』に『カラマーゾフの3兄弟』……」
紙片に目を通しながら、萌絵は厚手の本をカートに入れていく。紙片にはさまざまな書名がリストアップされていた。

実は、図書館は大学寄りに建てられており、初等部や中等部の者にはやや近寄りがたい。
そのため、図書委員が月に1度リクエストを取り、学級文庫を入れ替えしているのである。
萌絵はカートをくるくると取り回しながら、次の本を探して歩いた。
「『特撮ヒーロー大全』……空ちゃんか……『ビジュアル版悪魔事典』……これはオブシディア……」
自分で買えばいいのに、とも萌絵は思うが、営利団体のトップである彼女たちは総じて精神的・経済的損失に細かい。出来を確かめてから決めたいのだろう。

「鐘の……」
彼のリクエストした本は、萌絵の身長からするとやや高い位置にあった。爪先立ちで手を伸ばせば何とか届きそうな――
「えい、よっ……っ!」
目当ての本を抜いた瞬間、萌絵はバランスを崩して後ろに倒れこんだ。衝撃に身構える。


13 :“再会”2/2:2006/12/10(日) 18:00:41 ID:55px5k5H
「おっと」
しかし床に尻餅をつくよりも早く、萌絵はよく知っている声とともに抱きとめられていた。
「危ないよ、萌絵」
「ありがとう、」
鐘。
そう言いかけて、萌絵は言葉を止めた。

振り向いた先にいたのは、私服姿の少年だった。年は萌絵とそれほど変わるまい。おそらく一般の利用者なのだと思われた。
ややざんばらの黒い髪。賢い獣のような黒い瞳。萌絵よりも頭半分は高い背丈と、まだ肉よりも骨が目立つ体つき。
そのどれもが、萌絵の幼馴染によく似ていた。
なにより、その生真面目と人の良さが混ざった顔つきが、本当に鐘にそっくりだった。
少年に制服を着せて、二人同時に並んでいなければ、教師はおろかクラスメートまで騙せそうである。

でも、と萌絵は思った。彼は鐘ではない。よく似ているけど、違う人だ。
「すみません」
「何を謝るの?」
萌絵の言葉に、少年は不思議そうな顔をした。尋ねる声までもよく似ている。
その声で、少年は爆弾発言を続けた。

「やっと久しぶりに会えたのに、僕の姫」


14 :やっと話が始まった:2006/12/11(月) 23:35:14 ID:CfJsFbT0
何を……
この少年は何を言っているのだろう?
萌絵を「姫」と呼ぶのは鐘と、そして
あの夢の、誰もいない悪夢の中で
屋敷を襲った、残酷な人形の形で
萌絵を連れて行こうとした……

「本を探すの? 手伝おうか?」
少年が伸ばす手を
「や……っ!」
萌絵は思い切りふり払った。
少年の手は予想以上に飛んで、本棚に軽く当たった。

そして、萌絵は見てしまう。
少年の顔を。
永遠に忘れられないだろうと萌絵は直感した。
忠誠を誓った姫に裏切られた、騎士の顔を。

「本当に……気がついていないんだね」
黒メノウに似た目を伏せて、少年は低い声で告げる。
「わかっていたつもりだったけど……それでも期待していたんだな。
 萌絵が僕を覚えていてくれる、
 萌絵なら『僕』と『彼』を間違えないだろう、って」


15 :始動まで長くてすまない。ってかラノベでやったら切られてるなー:2006/12/11(月) 23:38:43 ID:CfJsFbT0

「『彼』? 間違え?」
萌絵は自分の口がそう言っているのを聞いた。
どうして逃げないの、と萌絵は自分に問うた。
この人は"迎え"かもしれないのに。鐘のいない世界に連れて行かれるかもしれないのに。

それでも足は動かなかった。
恐怖ではない。
離れがたいほど、萌絵は安らいでいたのだ。鐘と過ごした幼い日のように――
「あなた、誰なの?」

「君のための君だけの騎士……だった」
沈痛を通り過ぎて無表情に近づいた漆黒の瞳が、困惑を複雑に抱えた薄茶の瞳に近づいていく。
「今は、ただの――」
その陰で動いていた少年の手が、萌絵の首に手刀を入れる!
「『教団』の、手先だよ」
悲鳴もなく萌絵の体はくず折れた。
だから、少年が続けた言葉を聞いたかはわからない。

「『黄金郷』が君を狙っている。『神徒』も君を欲しがっている。
 だから君は、『教団』に行くのが安全なんだ。
 君の本当の願いを――僕らの"約束"をかなえるためにも」



萌絵の失踪を鐘が知るのは、これより数時間後になる。
 

16 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/12(火) 00:08:18 ID:9Woy5ZsZ
えー、自分ひとりが妄想を黙々と書いている図になっていそうで怖い今日この頃です。
一応着地点は考えてありますが、いかんせん自分に中学生男子はよくわかりません。
なのでどうしても少女小説視点からの少年像になってしまいます。わーきらきらしいやー
萌絵やオブシディアや空の視点だけで書くならいいんでしょうけれど。

個人が占拠するのもどうかと思うので、一旦反応を待ちます。
夢オチ並にずるい終わらせ方も考えてあるので、ここで切ってもかまいません。
メール欄やりたかっただけだし……

17 :少年と白衣:2006/12/13(水) 23:02:14 ID:TaNoytaP
頭が痛い。

目を覚ますと電灯がちかちかと瞬いていて、その度辺りの暗さが濃くなったり薄くなったりする。
それで僕は、寝ている間に夕方どころか夜が来たらしいと知った。
「気がついた?」
起き上がる気配を感じたのか、
ベッドを仕切るカーテンを開けて、白衣姿のシスターが顔を出した。
「すみません……どのくらい眠ってました?」
「2時間くらいかな。期末で根詰めすぎたんじゃない?」
「まさか」
互いに笑う。
僕は頭が痛かったけれど、それでも笑う。
なんだかずきずきするんだ。それに視界もかすむ。
「モトカさんが迎えに来るそうだから、もう少し寝ていなさい」
母さんが?
「いえ、自分で帰れます」
僕はあわててベッドから降りようとする。
この年で母親の迎えなんて、そんな恥ずかしい真似できるか。
「それに、萌絵と約束が」
シスターが真剣な顔になる。
「だめよ、寝ていなさい」
そう言って僕を寝かせようとするシスターの顔は厳しくて、少し、
辛そうなのは、何でだ?


18 :少年と姫君:2006/12/13(水) 23:13:14 ID:HDW+8x6Z
――頭が、痛む。
ずきずきと。ぎしぎしと。
外側から締め付けて。
内側から押し当てて。
「眠りなさい」
その言葉に従うように、
目の前が暗くかすんでいく。
眼球もぐるぐる回っているみたいだ。
めまいなんて柄じゃないのに。
薄い黒布をかけていくように
どんどんどんどん暗くなる。
『めまいを起こしたときは視界が白くなるのよ』
……そう言ってたのは誰だっけ?
頭が痛い。
……ほどいた薄茶の髪と瞳で、
痛い頭が、ぐるぐると考える。
……白い寝台の上にちょこんと座って、
思い出せ。思い出すな。思い出さなくちゃいけないんだ!
『ああ、びっくりした』
そう言って笑っていた――ボクノ守ルベキヒト


19 :硝煙と少年と白衣:2006/12/13(水) 23:18:48 ID:HDW+8x6Z
僕はまぶたをこじ開け、胆の底から叫んだ。
「消え去れっ!」
気迫は気塊となって魔術とシスターを吹き飛ばす。
シスターは空中で姿勢をたて直し、着地と同時に愛銃を抜いた。
その間に僕の手は手近のパイプ椅子を投げつけて時間を稼ぐ。
懐にトンファーはない。
ナイフはこのご時世で持ち込めない。
銃なんてもってのほかだ。
でも、シスターのデスクになら、あるいは――
シスターがパイプ椅子を払い落とす。
その視界に僕はいないはずだ。
シスターは素早く身を翻し、
120度ほど回転したところで、
僕の銃口と向き合った。


20 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/15(金) 15:30:30 ID:MuvWIZ3S
あ、あぶねー。
IEで見つからないから落ちたかと思った……



21 :1/2:2006/12/16(土) 00:33:16 ID:k1syj9cp
「さすがね」
シスターの声には色がない。
「椅子を投げると同時に最大速度でデスクへ向かう。そして一発でデスクの引き出しから、君の手に合う銃を見つけて、完璧に斜線を確保する。
いいえ、それ以前からかしら。
薬と魔術を併用して、『教団』屈指の男たちでもおとなしくなるやつ使ったのに……数時間眠っただけで、君は立ち上がれる。
『彼ら』が<主人公補正>という祝福を、君に過剰に与えたから」
そこには罪悪感なんてまるでなくて――少なくとも僕にはそう見えた――だからってそれを誇っているという風でもなくて、ただただ実験結果を読み上げているみたいな声だった。
撃鉄を起こした状態で、僕はできる限り冷静に聞こえるように尋ねた。
「いったい何のつもりですか? 俺は『教団』と対立するような覚えはないですよ、シスター」
俺は、とあえて強調する。赤子のときに『教団』の監視がついていたことも聞いているから、大方向こうにはあるのだろう。
でも、いったい、なんで今頃?
「君の存在自体が問題なのよ、『彼ら』にとっては。
そして私は、『彼ら』の命令には絶対服従なの。
今回は君の足止めを命じられただけで、殺すことは命じられていないから、殺さなかっただけ」
「……命じられれば、殺しにくるんですか」
それは疑問じゃなく確認だった。僕が問うことはただひとつだ。


22 :2/2:2006/12/16(土) 00:35:16 ID:k1syj9cp
「萌絵を、どうしました?」
「かえしたわ。あの子が本来いるべき場所に。あの子がいるべき人の許に」
その、言葉に、
僕は頭が真っ白になり、次いで真っ赤になった。
ふざけんな、と脊椎反射で思う。
萌絵が本来いるべき場所?
『ここ』以外にあるわけないじゃないか。
だって萌絵は友達が好きで、学校が好きで、屋敷の家族が好きで、酒場のみんなが好きで――
……幼馴染として、僕が好きで。
好きなものを護るために、僕と一緒に、みんなと一緒に、戦うって"約束"したんだ。
「萌絵をどこへやった!」
銃声。
突然手元で起きた音に気をとられた、その隙をついてシスターは身を翻した。動揺した僕は引鉄を引いていたのだ。身長計にうがたれた銃痕だけが残る。
一瞬迷って撃鉄を戻し、僕はシスターの後を追った。


23 :話に絡めてくれると少し期待:2006/12/20(水) 08:24:30 ID:wABmXpng
★赤ちゃんスレのみんなでクリスマスツリーを飾ろう '06★
 ※板にちなんだものを飾り付けて、他板の赤ちゃんスレに転送キボンヌ※
 ※ガイドライン: http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1138443562/
           ☆
         ,ノ ヾ
         彡  ミ
       イ   彡ヽ      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ノ,  ミ  ..ゝ     | http://game9.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1154073757/58-60
      彡  ,    ,ヘ     | え、えーと、ツリー届けに来たですが、
     ノ  ,, , , ,  ヾ    .| お取り込み中ですか…?
    彡  ,  [・]Δ┌┐   \__  ______________
    ●○[歩]   ,,,  ~~ミ       .∨
  彡         ,,,    ヾ
  /,,   ,,,  ミ   Д \
  彡   , ,           ,,,  ヾ    ヽ⌒╋⌒ノ
 ノ ,,           ,,,   ミ  ミ    .γ'ノ'ノハヽ
彡 ,,       、、         ゝ ∠(´ヮ`;リ'ゝ ←バナナ@卓上板
  ⌒ ⌒ ⌒⌒i⌒|'⌒'⌒⌒ ⌒    と| |゚ つ
           |  i              .<ソ_ハゝ
           i  |              .ヽl_ノ
Д SPAM缶詰…fromスパッツ@架空請求・SPAM板
●○[歩] 碁石と将棋の駒…fromこすみ&竜馬@旧囲碁将棋板(.dat落ち)
[・]Δ┌┐ 6面体ダイスと4面体ダイスとビリビリに破られたMTGのカード
    .~~´  …fromバナナ=ウマー&ミーニャーたん@卓上ゲーム板

24 :とりあえずAAだけ:2006/12/21(木) 08:03:42 ID:8bhvV1Sm
★赤ちゃんスレのみんなでクリスマスツリーを飾ろう '06★
 ※板にちなんだものを飾り付けて、他板の赤ちゃんスレに転送キボンヌ※
 ※ガイドライン: http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1138443562/
           ☆
         ,ノ ヾ
         彡  ミ
       イ   彡ヽ
      ノ,  ミ  ..ゝ
      彡  ,    ,ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ノ  ,, , , ,  ヾ    | http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1165555466/l50
    彡  ,  [・]Δ┌┐   | ツリー届けに来ました。
    ●○[歩]   ,,,  ~~ミ  | ※コメント
  彡         ,,,    ヾ  \__  ______________
  /,,   ,,,  ミ   Д \       ___∨   __
  彡  _|_, ,          ,,,  ヾ  , ´    ヽ , ´    ヽ
 ノ/ラ/)      ,,,   ミ  ミ  l  ノlハノハ| l  ,'◎ノ◎
彡 )__)/,  、、         ゝヽ、!!゚ ー゚ノ §、!´-`ノl
  ⌒ ⌒ ⌒⌒i⌒|'⌒'⌒⌒ ⌒   ([l大l]) §([l卯l])|
           |  i             | ⊥_|    く/_|〉
           i  |             し' 'J     し'J
Д SPAM缶詰…fromスパッツ@架空請求・SPAM板
●○[歩] 碁石と将棋の駒…fromこすみ&竜馬@旧囲碁将棋板(.dat落ち)
[・]Δ_┌┐ 6面体ダイスと4面体ダイスとビリビリに破られたMTGのカード
/ラ/)   …fromバナナ=ウマー&ミーニャーたん@卓上ゲーム板
)__)/ ライトノベル読本…from鐘&萌絵@ライトノベル板

25 :こっちはネタ用:2006/12/21(木) 08:04:46 ID:8bhvV1Sm
★赤ちゃんスレのみんなでクリスマスツリーを飾ろう '06★
 ※板にちなんだものを飾り付けて、他板の赤ちゃんスレに転送キボンヌ※
 ※ガイドライン: http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1138443562/
           ☆
         ,ノ ヾ
         彡  ミ
       イ   彡ヽ
      ノ,  ミ  ..ゝ
      彡  ,    ,ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ノ  ,, , , ,  ヾ    | http://book3.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1165555466/l50
    彡  ,  [・]Δ┌┐   | ツリー届けに来ました。
    ●○[歩]   ,,,  ~~ミ  | ※コメント
  彡         ,,,    ヾ  \__  ______________
  /,,   ,,,  ミ   Д \       ___∨   __
  彡  _|_, ,          ,,,  ヾ  , ´    ヽ , ´    ヽ
 ノ/終/)      ,,,   ミ  ミ  l  ノlハノハ| l  ,'◎ノ◎
彡 )__)/,  、、         ゝヽ、!!゚ ー゚ノ §、!´-`ノl
  ⌒ ⌒ ⌒⌒i⌒|'⌒'⌒⌒ ⌒   ([l大l]) §([l卯l])|
           |  i             | ⊥_|    く/_|〉
           i  |             し' 'J     し'J
Д SPAM缶詰…fromスパッツ@架空請求・SPAM板
●○[歩] 碁石と将棋の駒…fromこすみ&竜馬@旧囲碁将棋板(.dat落ち)
[・]Δ_┌┐ 6面体ダイスと4面体ダイスとビリビリに破られたMTGのカード
/終/)   …fromバナナ=ウマー&ミーニャーたん@卓上ゲーム板
)__)/   終わりのクロニクル(1901頁のライトノベルw)…from鐘&萌絵@ライトノベル板

26 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/21(木) 08:17:54 ID:8bhvV1Sm
す、すまん。AA改変だけで手一杯だった。
できればスレ住人で決めて、適当なコメント考えて送ってもらえないだろうか。
自分はカキコできるのは夜遅くになるんだが、
イベント上あまり止めずに今日中に贈ったほうがいいだろうから。

話のネタとしては、萌絵と鐘がこのツリーが送られたときに
また一緒にこの屋敷でクリスマスをやろう、の願掛けがわりみたいのは
思いついたが、SSまで書く暇がねー。後付の回想か?

ちなみに吊るした本がライトノベル読本なのは
特定の本だけ薦めるのはアレかなー?と思ったので。
その意味で2つ目ネタ用が終黒なのは、あれ吊るしたら枝折れるだろwってことで

たぶん一文字ならAAもずれないと思うので、コメントに合わせて変えていいです。

27 :話に絡めてくれると少し期待:2006/12/21(木) 13:33:31 ID:1vwONvgJ
既に分岐してるし、後でまとめるようになってるみたいだから、
あと2日くらいは大丈夫かも。

28 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/21(木) 23:11:39 ID:I8zk1Wrz
纏めか
今年も年末は忙しくて書けないぜ… orz
頑張ってくれーっ

29 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/22(金) 01:02:00 ID:HKdYdsfC
>>27
あ、そうなんだ。それほど焦らなくてもよかったか。
とりあえずAAは上の感じでいいかな?ライトノベル板だから本しか思いつかん。

【本】←こんな感じで小さくするのもいいかもしれんが少し寂しかったんで。


30 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/22(金) 01:05:43 ID:HKdYdsfC
ごめん。途中で送信してしまった。
大きい・小さいどっちでも贈る本のネタは何がいいかな?
「ラノベ本の詰め合わせ」ってのもありかも。

31 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/22(金) 13:02:54 ID:EnyKys7G
おお、職人さんGJ。健在で何より。
ものは毎年上下半期でやってるラノベ大賞?の本詰め合わせはどうだろう。
ネタ候補としては富士ミス十傑集をあwせdrftgyふじこ

以下SS↓

やらなきゃと思うほどツリーがきれいに飾られる法則。
そんなことを思い浮かべてしまうような、絶妙のタイミングでそのもみの木はやってきた。
飾られているのはSPAM缶に囲碁と将棋の駒、6面体ダイスと4面体ダイスとビリビリに破られたMTGのカード。
卓ゲーのバナナちゃんから送られてきた、ちょっと不思議なクリスマスの手紙の余白には、『飾りをつけて次に送って』と書かれている。
「そっか、もうクリスマスになるんだっけ」
試験勉強そっちのけで、萌絵はその行事に思いをはせた。
空ちゃんや名門君は都合がつきにくいから、早めに予定聞かなきゃ、とか。
オブシディアがシュークリームで塔を作るとか言っていたけど大丈夫かな、とか。
今年も鐘や酒場のみんなを呼んで、ツリーの飾り付けをしなくっちゃ、とか……

「ねえ、鐘。試験が終わったらクリスマスの飾り付けしよう」
――それは、とても平和な時間。
「はあ、萌絵は余裕だなあ」
「違うよ、乗り越えるために楽しみを作っておくの」
「知ってる。……いいよ、期末の最終日な」
「ありがと、“約束”だよ!」
そう言って笑った彼女が――萌絵が『鐘』に連れ去られる、数日前のことである。


32 :話に絡めてくれると少し期待:2006/12/23(土) 14:10:55 ID:N8qZWkWS
GJ! >AA&SS両職人
以下ツリーがまだ行ってないスレのリスト

神社仏閣板
http://travel2.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1157502185/
HR・HM
http://music6.2ch.net/test/read.cgi/hrhm/1136645498/l100
育児
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/baby/1162127979/l100
心理学
http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1046868314/l100
アニソン等
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/asong/1047411191/l100
女向けゲー大人
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1124015003/l100
お人形
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/doll/1052832108/l100
物理
http://science4.2ch.net/test/read.cgi/sci/1118765327/l100
CCさくら
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/sakura/1155826221/l100
モナー
http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/mona/1162014997/l100
ジャニーズ
http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/jan/1064539999/l100

33 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/23(土) 21:52:55 ID:JMQdOWcr
あははは、ぽやっとしてるうちに全スレに行き渡ってるみたい(;´∀`)
とりあえず後どうするか、ガイド板の方のぞいたほうがいいかも。

向こうの途中経過だと、飾りは終わクロになってるけどそのままでいい?
自分としては特にこだわりないし。
まあ、十傑集推薦地雷本[爆]はまずいがなw

34 :話に絡めてくれると少し期待:2006/12/24(日) 20:38:32 ID:vNDcP2YG
★ 赤ちゃんスレのみんなで飾ったクリスマスツリー'06 ★

        \  |  /
         / ̄\
      ─( ゚ ∀ ゚ )─    そして…完成したツリーは届いた
         \_/、○    しかしそこには萌絵も鐘も居なかった
        彡 * ミ∧_|_∧   
     + イ *  (◎旦●)  果たして鐘は萌絵を取り返し、
       ∵* ミ *..ゝ     無事この場所に帰ってこれるのだろうか…
      彡*ー-.__.┬ ,ヘ +
  + ノ ◎<・)┴◎ヾ
    彡*  ,* [・]Δ┌┐
  + .●○[歩]'ー -- .,, ~~ミ
  彡 ,, *    *,,,[→] ヾ +
  /`○.__,○─* -- ..,Д,,ヽ
 *彡< `(ェ)´ >*   *  ,, ̄ヾ +    ヽ⌒╋⌒ノ
 ノ .(  ▽  ) ◎ー-οοミ*__ミ.   .γ'ノ'ノハヽ
彡 |_O-─-O   *    *    ゝ* ∠(´ヮ`;リ'ゝ
/終/perl/)~i⌒iヘ⌒ヽフ⌒⌒'    と| |゚ つ
)__))____)/ i (・ω・ )       .  <ソ_ハゝ
          しi  iし─J         .  ∪l_ノ

35 :2/2:2006/12/24(日) 20:45:07 ID:vNDcP2YG
.Д SPAM缶詰…fromスパッツ@架空請求・SPAM板
●○[歩] 碁石と将棋の駒…fromこすみ&竜馬@旧囲碁将棋板(.dat落ち)
[・]Δ┌┐ 6面体ダイスと4面体ダイスとビリビリに破られたMTGのカード
/終/)~~    …fromバナナ=ウマー&ミーニャーたん@卓上ゲーム板
)__)/ 終わりのクロニクル(1901頁のライトノベルw)…from鐘&萌絵@ライトノベル板
 ヘ⌒ヽフ  豚しゃぶ用特選SPFポーク&秋に拾い貯めたぎんなん
(  ・ω・)οο…from渉@食べ物板  .__ ┬
 ∧_|_∧                ◎<・)┴◎自転車fromリンタン@自転車板
(◎旦●) グラッグ…fromキャプテン@SF・FT・ホラー板
さいたま太陽…fromそし@同性愛サロン
< `(ェ)´ >:檀君クマさん…fromキムチ太郎@ニダー板
/perl/) Programming perl  …fromウ坊@WebProg板
)___)/
◎ドーナツ板、CDではなく。…fromあゆみ@アニソン等板
* 電飾 …fromモナ板
∵  曹植たんのシラミ … from茶筅 奇妙丸 鍋丸@三国志戦国時代板
'ー -- ひも飾り …from無敵の赤ちゃん@顔文字板
[→] 案内板 …fromガイドライン板

ガイドライン板に、(もはや何だか判らない)完全版?も有り)
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1138443562/129-130

36 :イラストに騙された名無しさん:2006/12/29(金) 09:59:32 ID:60vYJ7u6
すまん、クリスマス前の話なのに年の瀬になってしまった……
終わらせる気はあるので、生温かく見守ってくれるとうれしいです……


37 :そっくりさんならこれやらないとな。:2006/12/29(金) 12:42:40 ID:u1McMUMt
厚い雲が月を隠し、裏路地に回れば街灯もない。
鐘は夜目が利くほうだったが、人体改造されたシスターにはかなわなかった。もうひとつの要因もあり、行き止まり近くでまかれてしまった。
「くそっ」
鐘はそのまま行き止まりへと進み――足を止めた。振り返りながら撃鉄を起こす。
(3、4……5人、か)
戦闘力は『組織』のコックローチ程度、単体ならば無力化できなくもない相手だ。逆に言えば、複数で来られると厳しい。そのため選んだのが狭い行き止まりだった。
そのことに気づいているのか、あるいは別の理由があるのか、そこここにいる追跡者は襲撃してこない。
代わりに、路地の角から現れたのは――
闇よりも黒い襞飾りと、死者よりも白い細紐。硬い黒革で腰を締め、留め金をかけた首元まで漆黒に染めた立ち姿。
少ない明かりの中、唯一輝くのは琥珀にも似た金色だ。彼女の胸元にささやかに、彼女の腰へと鮮やかに。
黄金に包まれた白い面は、石像よりもなお無表情に、紫紺の瞳で鐘を見つめる。
「なぜです?」
瞳の下にごく薄く、生々しく刷かれた紅い跡。
「なぜ……殺す必要があったのです、鐘!」
オブシディアの叫びと同時、不可視の牙が鐘を襲う。
牙は一瞬前まで鐘のいた地面をえぐり、さらに彼へと襲い掛かる。
鐘は壁を蹴り、2段跳びでその上に立った。そのすぐ真下を牙が削る。
押さえようとするコックローチを銃で牽制。
――上から見るオブシディアは、金の花芯を持った闇色の薔薇のようである。
「何を言ってるんだ、オブシディア」
「知れたことを」
オブシディアは手を掲げ、さらに牙を放つ。避けきれず、鐘の腕から紅いものが流れた。
「オブシディア……!」
「『組織』のため、殺された私の部下のため、私たちの友情のため――死んでください」
最後通牒。
コックローチが同時に襲い、オブシディアの牙が放たれた。


38 :どこまで増えるか彼女の出番:2007/01/04(木) 03:10:47 ID:U4TGZRY+
「ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E9%A6%B4%E6%9F%93より幼馴染と判定……」

天から声が落ちる――

「砕!」
裂帛の気合で振るわれた太刀が、コックローチの腕を折り、足を砕き、腹を突き飛ばす。
即座に返した刃の根元から、すっと切先へ艶光。その鋭さを『牙』に知らしめる!
「斬――!」
『牙』を成していた力場が断ち切られ、爆風が辺りをかき回す。
鐘はぐいと腕を引かれた。

――声が落ちると知ったときにはもうそれほどのことが為されていた。
巻き上がる風に、エプロンの裾をはためかせ。
馴斬刀を構えたろぼ子が、そこに凛と立っていた。
鐘がいた場所に――鐘がもういない場所に。


39 :なんかもーみんな来いよ。:2007/01/04(木) 03:16:30 ID:U4TGZRY+
「お兄ちゃん、こっち!」
「空?! 何が」
「話は後、ろぼ子さんが引きつけている間に、早く」
そういう間にも空は鐘の手首を掴んだまま、暗い道をひた走る。
後ろでは「だめです、絶対にさせません!」と懸命にろぼ子が叫んでいた。
おそらく、オブシディアに。
「……わかった。わかったからちょっと離してくれ。走りにくい」
「むう。――乙女のときめきなのに」
「何か言ったか?」
「なんでもない……っ!」
突然空は停止し、体を緊張させた。鐘にもその理由はすぐわかった。
この先――たぶん空たちの行かねばならない方向に、戦う者の気配がある。
昼に正面から向き合ったならば、空と鐘とで倒せるだろう。
奇襲を仕掛けられたとしても、昼ならばなんとかかわせただろう。
だが、今は曇り空の夜。それも街灯のない裏路地だ。
鐘たちは直感していた。
この闇を味方に、暗躍する者の力だと。
死んだことすら気がつかぬまま殺される、そんな恐怖を呼ぶ存在だと。
「くう、もう少しなのに――名門は何やってるのよ」
「いっちーまで来てるの?」
「おう、いるぞ」
背後からの声と、
「ぎゃっ」
空の悲鳴はほぼ同時だった。

40 :さらに増える:2007/01/04(木) 03:39:08 ID:U4TGZRY+
「よお、鐘」
「ちょっと名門、何私の頭に手載せてるのよ」
「ああびっくりした、いっちーか。危うく撃つところだったよ」
「嘘つけ。お前指をかけてすらいないじゃないか」
「離せ、離しなさい、って何か増えてる?」
「じゃああれ、いっちーの護衛なんだ?」
「ああ、まあ……似たようなものかな」
「ちょっ、お兄ちゃん髪がくずれる、くずれるってば」
「王道の戻るのが遅いから、鐘と行き違ったかと思って、ここを任せて探していたんだ」
「そうか。……ありがとう」
「気にするな。こちとら虎姫の勅令に逆らえないだけなんだからさ」
「二人とも暢気にくっちゃべる振りしてなでなでしてんじゃないーっ!」
ついに両手を振り上げて、空が抗議の意を示した。
「声が大きいぞ、王道」
「誰のせいよっ、ていうか何で二人して私の頭に手を載せるのよ?」
「「だって高さがちょうどいいし」」
「……………………………シャーッ!!」
 手乗りタイガーの猛攻が始まる。名門のみロックオン状態で。
「うお、ばっ、何で俺だけ?!」
「うるさいうるさいうるさい、あんたにこれ以上出番はないからいいの!」
「あるだろ! こう、励ます友人の役とか! 次の手がかりを渡す友人の役とか!」
「“手がかり”?」
名門の必死の反論に、鐘が疑問の声を上げた。――名門の登場場面が増えた。
「手がかりって言っても、長耳さんのところで情報を買おうってだけなんだけどな。正直なところ、俺たちも事態の急変についていけてないんだ」


41 :その頃のろぼ子:2007/01/04(木) 16:27:06 ID:hCMd/1Lb
月も星もない裏路地で、突風にそれぞれのフリルをはためかせながら、少女と娘は相争う。
「退いてください」
「だめです、絶対にさせません!」
『牙』と太刀とを打ち合わせながら、互いに一歩も譲らない。
焦れたオブシディアはついに、奥の手を使った。
「止まりなさい。目覚めさせた私の命令です」
「!」
ろぼ子の動きが急停止した。手をだらりと下げ、焦点が不安定に揺れている。
「やはりマスター登録は、私のままになっていたようですね。さあ、そこをどいてください。
 私は『組織』の名にかけて、鐘を……消さなくてはならないのですから」
オブシディアの言葉に、しかしろぼ子は唇を震わせ、うつろな声で呟きを紡ぐ。
「愛しい幼馴染に……あえて刃を向ける……自分だけでは、どうしようもない……用意された、理由のために」
ろぼ子の中で何かが書き換えられていった。
マスターの制御よりも優先される絶対命令が、彼女の中を駆け巡る!
「だめですだめです絶対だめです、そんなおいしいシチュエーション、許すわけにはいきません!」
瞬間、ろぼ子が太刀を振るった。
制御から弾かれたことを知り、オブシディアの顔色が変わる。
「無茶な! 第一、鐘の幼馴染は萌絵だけとプログラムされているはず」
「定義プログラムの導入により、あなたも幼馴染と認定されています。
 幼馴染、切るべし――斬るべし――killべし!」
曇天の冬の夜を裂くように、きしゃった雄叫びが高々と上がった。


42 :イラストに騙された名無しさん:2007/01/04(木) 16:38:27 ID:hCMd/1Lb
ギャグっぽい嫌展にしようと思ったのだけど、失敗気味。
ごめんろぼ子&名無しさん。

ところで幼馴染定義をウィキペで引くと、主要なお子様全員が幼馴染というすごいことに。
これはあれか。気がつかないうちに幼馴染ハーレムものになっていたのか鐘スレは。
……あるのかな12人の幼馴染ゲー。委員会に撲滅されそうだけど。


33 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)